女性上司の後輩への接し方

職務上生まれる仕事の悩みは、自身の努力や経験によって改善していく事ができるものです。しかし、人間関係で発生する仕事の悩みは相手があってこそ生まれているものですから、簡単には解決しません。女性が抱えがちな人間関係の悩みの中でも厄介なのは、男性とのトラブルです。自分の実力で昇進して男性の部下を持つ事ができても、相手に舐められてコントロールが利かない場合があるのです。

女性がこのような悩みを抱えた場合、まずは自身の対応を見直してみましょう。後輩と友好な関係を築けるように、日常的に冗談に応じたりフレンドリーな接し方をしている場合、そこで線引きをする事が大切です。人間は、例え異性でなくとも距離の近しい人に対してフランクな態度を取ってしまいますから、後輩もそのせいで女性上司を尊敬していない可能性があります。このようなケースでは、一概に女性に対して偏見があるのだと決め付けず、相手の性格を考えてみましょう。逆に、性差別的な発想を持っている男性に対しては厳しい態度で接する事が大切です。不条理な事で叱るのは厳禁ですが、上下関係をきちんと示す事で相手も一定の礼儀を守ってくれるようになるのです。言う事を聞かなくなるよりは、このような形で指導に従ってくれる関係を築いた方が仕事もしやすくなります。

もちろん、こうした後輩が指導を聞かないなど仕事に損害を与えた場合、上司に報告する事が大切です。自分個人のために動くのは難しいものですが、人間関係は職場の利益に直結しますので、会社のためにも後輩は上手くコントロールする事が肝心です。